幕引き(CHASE BOMBERS)

川原に降りる石段 形のわからない合図 黙りこくった二人に 冷たい囁きが過ぎる 絞り出した言葉も 水の中に溶けてゆくだけ 長い凍った時間が 戸惑いさえも芝居じみて 突然の幕引きは 意識を現実に戻す 暗い舞台に残された 影は揺れているだけ 君の涙が嘘でもよかった 悲しいサヨナラが演出されるから 立ち止まる時間に…
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精霊

わたしの中に眠る 聖なる存在が あくびをかみ殺しながら 目覚め始め 現実の昼と夜の 平和と快楽が 笑顔で同居できるように わたしの唄が この世界の隅々まで 届いたならば その手が止まる 生けとし生けるもの すべての価値の為に 受け継がれる精神 振り撒いてゆく あなたのそばで笑う 俗なる喜びは 背中を…
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比べてみよう(CHASE BOMBERS)

君の腹と僕の腹と どちらが黒いか比べてみよう 差し出す右手に温もるようじゃ 僕の方が負けているかも どうしても僕は君に勝てない 後れをとっても追いつくだけの作為を創れない 君の頭と僕の頭と どちらがよくキレるか比べてみよう ねだる口唇溺れてしまうなんて 僕の方がバカかも どうして君はその荷物 捨てることができたの…
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赤い風

思いがけず白い道 さまよえる翼 彩られる雲の端 赤い風はまだ落ちない 重苦しい波音に 遡るFlower 実の落ちた枝には 赤い風は気が付かない ひらひらと布石が舞ってくる 優しく刺すように待っている 割れた空と海は 悩ましく印を刻む 揺れた愛と哀は 真実をこばみながら望むように 狂おしさに染まる窓…
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赤い糸(CHASE BOMBERS)

噴水が一休みして 公園の雑踏に 溶けていた囁き声が 街角に流れ出る頃 マニキュアを薄く塗ってる 君の細い指先が 重たい表情してる 僕の口をふさいだ 「まだ笑ったふりして 空を仰いでいたい」と 君は色素の抜けた その髪を風に流して 染めていた赤い糸の 色が褪せてしまったから 僕の嘘と君の嘘が つながる術をなく…
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どしゃぶりの雨の中(HIP JOE)

夜になると落ち着かない 僕の腕がさびしくなる 見つからない抜け道を 永遠に探し続けて 会いたくて君に 会いたくて今日も どしゃぶりの雨の中僕は傘を持って 夜の径を歩いてゆく鼓動を抱えて 現実は目まいがするほど 厳しくて苦しくて だから僕達二人のときは 夢の中にいさせてあげよう あてのない約…
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脳(CHASE BOMBERS)

僕の脳が君を想ってる 僕の脳が君を 君の姿を描く 瞳に焼きつく 凍りついた像が 心臓にも届く 背中向けた君は それでも美しく 僕の耳も強く 呟きかぎ分ける 研ぎ澄まされた神経が 空気までも読み取ってしまう 僕の脳が君を想ってる 僕の脳が君を 壊れてゆく流れ 形のない待ち針のように 縫いつけら…
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僕はやめない(BLACK LABEL)

僕の顔を見るたびみんな 視線をすりぬけてく どうして僕ばかりこんなに 嫌われてしまうのか 僕のことを野蛮だなんて 知ったふうに決めつけないで よく見てよ、あいつらの方が ずっとずっと攻撃的じゃないか 僕は間違ってない 絶対間違ってない だから僕を責めないで 僕は間違ってない 絶対間違ってない だから僕はやめない…
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カタストロフィ(CHASE BOMBERS)

振り子が揺れて 君は氷になってゆく すれ違う時間の中で 僕に日が差したのに いつものテレフォン いつもと違うテンション 僕だけがいつまでも 先を見続けたんだね いつの間にか大人になった君が 僕の隣りから席を立つ 突き刺さる笑顔 見え見えのフォロー 鳴り止まない雨音にすがるように 読み違う空気 傷付いたまま…
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野性(吉田優賀里)

目の前のあなたがわたしの見たことの ない表情で笑いかけるから不安になる いつの間にわたしの理解を超え始め 望んだはずの力強さに当惑うわ いつものあなたと違う匂いを 撒き散らしてどこに行くの 目の届かない場所へ 手に負えない野性は魅力的な光で 夜を味方につけて走り始める 踏み出した足元ぬかるみくじけて…
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氷の国のアリス(CHASE BOMBERS)

迷い込んだこの世界に 佇む君の姿 スペードの冠の僕が 立ち尽くす オーロラを身にまとった 君を遠巻きに 昨日までのあたたかさを 捨て去ってしまいそうさ 流れ出して固まってしまう 涙の色に 取り付くしまを探すように 踏み込んで 恐る恐る手繰り寄せた 糸の端に ダイヤの輝きの君の 横顔 思いがけず返ってきた …
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迷路

頭と頭を突き合わせて 何を産み出そうか 例えようもなく楽しい 迷路でも創ろうか 口笛吹いたら物盗り達 息をひそめそして 君のストレスを盗めば 晴れ渡る広い空 空っぽの器 いくら振りかざしても 裸の王様と 手をつないで散歩かい? 優しく糸を巻いて 曲がり角を通そう インプットした反復で 窓を開けに行こう 優…
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ひとかけらの真心(CHASE BOMBERS)

初めてその扉を開けた時は ただ何となく微笑んで 交わした息使いが重なるたびに 一歩ずつ踏み込んでたね はずした時計から漏れる音も 気付かないふりでふたり 重ねた口唇から伝わる君の 温もりにすがるように いつかは壊れる積み木でも 積み上げる時間は温かい 君の声が季節を流れて 僕の耳に花を咲かせてゆく …
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二枚の舌

あなたの言葉通りの 現在がここにあるのなら わたしを捨てたあなたは もう生きてはいないはず 死ぬまで離れないよと 何度も繰り返してた 二枚の舌使い分け そしてあの娘の元へと 間違いだらけの約束 そこら中にばらまいて散らかって 徘徊している誓いは いくつにも分裂して宙を舞う 水の底から見ている …
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クレセント(京華)

ねえ 切り貼りされた空もすぐに 足を進めるたび形を変えるの まだ見つからない鍵のありかを探す 月照らしてるだんだん映り込んでる ただ歩きたい美しい金の夜 次目指してるどんどん手に入れたい なんだか纏った温かさに飽きて 手当たりしだいにほら脱ぎ捨ててしまうの ねえ 切り詰めてる悩みもすぐに 星は背中を…
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走る車の窓から(CHASE BOMBERS)

走る車の窓から君に手を振った これが僕達の最後の瞬間だと知らずに 幼い心には理解もできずに いつもの「また明日」の気分で君と別れた ちっちゃな自動車は空港に向かい 新しい僕の家へと飛行機に乗り込んで 悪戯な瞳と泥だらけの手は いつの間にか汚すこともなくなって 走る車の窓から君に手を振った これが僕達…
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