赤い糸(CHASE BOMBERS)





噴水が一休みして 公園の雑踏に
溶けていた囁き声が 街角に流れ出る頃
マニキュアを薄く塗ってる 君の細い指先が
重たい表情してる 僕の口をふさいだ

「まだ笑ったふりして 空を仰いでいたい」と
君は色素の抜けた その髪を風に流して

染めていた赤い糸の 色が褪せてしまったから
僕の嘘と君の嘘が つながる術をなくして
繰り返す風の音 大きく吸い込んでも
満たされない空腹に 苛まサれるように 今は

夕闇の薄い無言を 刺すように見つめながら
君は「もういいよ」って 僕に背中を向けた

「もし言葉に少しの ためらいを見つけたら
私は素直にここを 立ち去れないから」

染めていた赤い糸の 色が褪せてしまったから
僕の嘘と君の嘘が つながる術をなくして
くだらない微笑みを いつまでも捨てられず
嘘っぽい安らぎを 全身に身に着けて 今は

子どもたちが帰り支度 はしゃぎながら遠ざかって
僕の声をかき消そうとして
風も地団太を踏んでいる

染めていた赤い糸の 色が褪せてしまったから
僕の嘘と君の嘘が つながる術をなくして
繰り返す風の音 大きく吸い込んでも
満たされない空腹に 苛まサれるように 今は

染めていた赤い糸の 色が褪せてしまったから
僕の嘘と君の嘘が つながる術をなくして
どこにでもあるような 何気ない風景に
どこにでもいるような 僕が立ってる

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