テーマ:CHASE BOMBERS(Ⅵ期)

幕引き(CHASE BOMBERS)

川原に降りる石段 形のわからない合図 黙りこくった二人に 冷たい囁きが過ぎる 絞り出した言葉も 水の中に溶けてゆくだけ 長い凍った時間が 戸惑いさえも芝居じみて 突然の幕引きは 意識を現実に戻す 暗い舞台に残された 影は揺れているだけ 君の涙が嘘でもよかった 悲しいサヨナラが演出されるから 立ち止まる時間に…
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比べてみよう(CHASE BOMBERS)

君の腹と僕の腹と どちらが黒いか比べてみよう 差し出す右手に温もるようじゃ 僕の方が負けているかも どうしても僕は君に勝てない 後れをとっても追いつくだけの作為を創れない 君の頭と僕の頭と どちらがよくキレるか比べてみよう ねだる口唇溺れてしまうなんて 僕の方がバカかも どうして君はその荷物 捨てることができたの…
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赤い糸(CHASE BOMBERS)

噴水が一休みして 公園の雑踏に 溶けていた囁き声が 街角に流れ出る頃 マニキュアを薄く塗ってる 君の細い指先が 重たい表情してる 僕の口をふさいだ 「まだ笑ったふりして 空を仰いでいたい」と 君は色素の抜けた その髪を風に流して 染めていた赤い糸の 色が褪せてしまったから 僕の嘘と君の嘘が つながる術をなく…
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走る車の窓から(CHASE BOMBERS)

走る車の窓から君に手を振った これが僕達の最後の瞬間だと知らずに 幼い心には理解もできずに いつもの「また明日」の気分で君と別れた ちっちゃな自動車は空港に向かい 新しい僕の家へと飛行機に乗り込んで 悪戯な瞳と泥だらけの手は いつの間にか汚すこともなくなって 走る車の窓から君に手を振った これが僕達…
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残像(CHASE BOMBERS)

靴の裏がすり減る毎日に 伸ばせない手足が鈍く痛んでる やけに増えた軽い煙草の吸殻が 濁った瞳の中に染み込んで いつも上目使いの無邪気なわがままが 僕の肺の中を今更突き抜ける いつの間にか足を引きずる癖がつき あの頃よりもまたやつれた輪郭で 昔遠く見えたいくつもの輝きも たどり着けば八方ふさがりさ …
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君を待っている(CHASE BOMBERS)

僕の目の前の見知らぬ足音が 何事もないように通り過ぎる 声をかけられ慣れてる横顔と 無視され慣れてる後ろ姿 僕の中を駆け抜ける風が 全ての感覚を麻痺させてる 雨の日は寄り添えるから好きなのに 円い月は僕を見下すように力を示してる 痛みを飲み込んだアスファルトの沈黙が 騒がしい光を受け止める …
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